@聴いた♪ @調布国際音楽祭【22】森下唯プレイズ・ベートーヴェン

概要

日時:2020年6月21日(日)15:00~
場所:オンライン(調布くすのきホールから)
演奏:森下唯(Pf)
曲目:
 ベートーヴェン=アルカン ピアノ協奏曲第3番 第1楽章
 ベートーヴェン バガテル Op.126 より第5曲,第3曲

視聴記

この音楽祭、開演時刻のだいたい30分前からライブ配信されて、ステージ上のチェンバロの静止画(笑)だったり、動物版画のイラスト静止画だったりしますが、ピアノが使われるプログラムの前は、本番前直前の調律風景がそのまま配信されたりします。それをぼーっと眺めているのも好きで、このプログラム前も早めに待機してそれを見てたんですが・・・

え?

本番30分前ですが・・・調律師さん、ピアノの鍵盤を引き出して、アクションの調整とかされてるように見える(@_@;; 
この調律師さんがいつもそうなのかといえば、決してそうではないし・・・この音楽祭中も別プログラムの時もこの調律師さんだったけれど、普通の調律風景だったから・・・(当然、同じホール、同じピアノなのです)
ということは、これ、調律段階から、アルカン仕様の調律ってことでしょうか?
それ、めちゃくちゃ期待値上がります!

そうこうしているうちに開演。

各プログラムの開始に、司会者が出演者や演奏曲を紹介するのですが、なんと、このプログラムの司会者は鈴木雅明氏! すごい!

調布音楽祭、どこまでフレンドリーなの(^0^;; 

そのバッハの大家から紹介された「ただものではないピアニスト」による、超突き抜けたピアノ独奏。
ピアノ協奏曲を「2台ピアノ」で演奏するというのはとても一般的ですが、「ピアノ独奏」で弾くって・・・滅多に聴けるものではありません。
数年前の調布音楽祭で、確かモーツァルトのピアノ協奏曲を、森下唯氏とピアニート公爵が一緒に弾かれるという形式はありましたが(^0^;; 今回はそのまんま「独奏」で。

森下氏の演奏、どんなに音符がたてこんでいても、全部に生命が宿っている感じで、それぞれの場所でそれぞれの使命を全うしているような・・・それが組み合わさって一つの音楽になっているのだけれど、もうすべてが流麗で美しく、生き生きしている。

今のご時世、社会のあちこちで、みんないろいろ苦しいけれど、それぞれの使命を全うしよう、頑張ろう・・・そんな勇気をもらえたような気がした。

演奏中の表情とか、手元がアップで見えるのもオンラインの醍醐味ですね。

音楽は生で聴けるのが一番!という思いは変わらないけれど、オンラインという新しいメディアの可能性も広げてくれた音楽祭という気がします。

演奏後は曲目解説を丁寧にMCされたあと、
バガテルOp.126より第5曲、第3曲の順で。
これは去年の森下氏のリサイタルでも演奏された曲からの抜粋ですね。
なぜ、この2曲で、この順序なのか・・・きっといろんな考えあってのことなんでしょう。(それはMCで話されてなかったような?)