聴いてきた♪ ロータスカルテットによる弦楽三重奏

概要

日時:2020年10月19日(月)19:00~
場所:武蔵野市民文化会館 大ホール
出演:ロータス・カルテット
   (Vn:小林幸子、Va:山碕智子、Vc:齋藤千尋)
曲目:
 ベートーヴェン 弦楽三重奏曲 Op.9-1
 ベートーヴェン 弦楽三重奏曲 Op.9-2
 ベートーヴェン 弦楽三重奏曲 Op.9-3

復活の武蔵野市民文化会館

私がこれまで足しげく通ったコンサート会場といえば、筆頭に上がるのがここ、武蔵野市民文化会館です。定期的に送付されるDMには、武蔵野スタイルと呼ばれる(アジビラともいうのかw)ワープロで作ったチラシ束があって、そのひとつひとつが楽しそうで、ついついチケット発売日にはポチりまくるというスタイルでしたからね。コロナ前までは。

コロナ禍以降、このホールでのコンサートもことごとく中止。そりゃぁ、海外から演奏家呼んできての企画ですから、渡航制限がかかってしまうと中止にするしかないでしょう。
会員の有効期限も2度延長されて、DMも停止されてます。

そんな中、8月あたりからようやく音楽コンサートの企画が発表され、最初にポチったのが今日のこのコンサートでした。

画面越しに見るPDFチラシに写っているのは、いわゆる「アー写」(ドレス決めて、ヘアセットもメイクもバッチリで・・・のあれ)とは程遠く、公園の木の下で井戸端会議してるふうの写真。
カルテット?なのに3人? ・・・ググる・・・便利だね。なるほど、本来4人なのに、1名(Vn)が外国人なので、入国できないのか。中止か、あるいは3人だけで三重奏の曲で実施するのか、となって三重奏をとったのだろうなぁ。

ちなみに、10/30、大阪で予定されていた「四重奏」の公演は、中止になっているのだから。

多少の不安はあるものの・・・
だけど、また武蔵野に通える日が来たというのが嬉しい。
ただ、それだけでポチったのだった。

ホールに着くと・・・

当日受け取り専用カウンターでチケットを受け取り(名前を言うだけ。いいのか?それで・・・と、当日受け取りのたびに思っていたが、それも相変わらずだったw)、手指消毒して、チケットは係員に見せたうえで自分でもぎり、プログラムも自分で取っていくスタイル。

客席を見渡すと・・・年齢層、たかっ!
しかも、オジサマ率、超高く・・・。

演奏者が若かった頃からの根強いファンなのか、あるいは武蔵野常連の地元民なのか。

開演

定刻になり、ステージに登場する3人。
衣装は3人とも黒ベースのもので・・・。オーケストラじゃないんだし、黒でなくてもよいのでは?

そして・・・違和感。
室内楽、特に、弦楽三重奏、四重奏ったら、普通、全員座って演奏するイメージがあるのだけれど・・・
今日のは、チェロこそ座っていたけど(立って演奏するのは、無理よね)、ヴァイオリンとヴィオラが立っているスタイル。

うーん、これってよくあるのかな?

ホールが大ホールだから? 本来なら、このプログラムなら、小ホールで実施されるかと思う。
あそこなら、前に何回も四重奏を聴きにいっているけれど、いずれもメンバー全員が座って演奏していたように思う。(違和感を感じたことがないのだし) 
たぶん、小ホールではそれでバランスが取れていたのだと思う。

だけど、今日は大ホールで。

これは・・・演奏者にとってもやりにくいだろうな・・・と直感した。
密回避のための間引き席。席数1252のホールで300人ほどの聴衆。

同様の事例としては、先月(9月27日)調布のDuoGraceの2台ピアノ演奏会が、席数1307のホールに300人だけ入れて実施されたのがあるし、当面、こういった大ホールの間引き席で室内楽というのも続くのかなぁ。

そして・・・いよいよ演奏という時、不安は的中した。

1曲目の最初なんだから、楽譜は最初のページからのはずなんだけれども、譜面台の楽譜のページをやたらめくっているのだ・・・。
本番前に、譜面台に楽譜はセットしてあるものだし、最初のページを開いてあるとか、少なくともすぐ開けるようにしておいたりしないのだろうか? 

もたもたして、やっと演奏が始まった・・・

う~ん・・・ちゃんと調和してるんだけれども、音が飛んでこないというか、すごく距離を感じた。
座っている席にもよると思うけれども・・・私は13列目、中央右寄りの席で、そんなに悪い席ではないのだけれど。これはやはり、大ホールだから?(^0^;; 

集中して聴いていると、良い演奏だと思う。
惜しむらくは、やはり、小ホールで聴きたかったな・・・。

そんなことを思いながら、ステージ上に目を向けると・・・チェリストだけ、黒ベースの衣装なが結構華やかな出で立ちだなと思った。7cmはあるかと思うピンヒール、すごいな。チェロのエンドピンともども気になりました(^0^;;

帰り道

これも何か月ぶりかの、終演後の三鷹駅への一本道を歩く。
やっとこさ、この日々が戻ってきたかと思うものの、やはり、まだ本来の姿には戻れていない現実を受け止めるしかなく。

ロータス・カルテット、4人そろって、四重奏を聴きたかったし、その舞台は「密」回避のための大ホールではなく、小ホールがいい。

少しずつ、少しずつ・・・焦らず、ゆっくり、日常を取り戻していきたいものです。