弾いてきた♪ @旧東京音楽学校奏楽堂

「弾きにいく」活動の再開

3月以降、予定していた「弾きにいく」イベントがことごとく中止になっていました。いきなりのコロナ禍で、いったい何が危険で、何が対策になるのかもわからないまま、世の中はすべて自粛に。だけど、その間に少しずつコロナとの付き合い方というか、「こうすれば安全ではないか」というガイドラインが出てきて、それにあわせて私達アマチュアの愛好者にも再びステージを踏める日がきました。ホールや主催者の感染拡大防止対策、そこに自分の基準を合わせていくことができれば、参加できるイベントも出てくるのです。

コロナ禍の中、主催者の方々が緻密に準備をすすめてこられたおかげだと、まずは感謝しかありません。

さて、「旧奏楽堂」

コロナ禍以前より、「良いホールで弾きたい」というのがありました。なので、今回のイベントの話を聞いたときも、出たいな♪という気持ちが半分と、逆に、このホールの難しさも(聴衆として客席で何度か聴く機会があったので)知っていたので、どうしようかな?という気持ちも半分。

難しいホールで無理して弾かなくてもいいか・・・とも思いましたが、逆に、自分のホール対応力を試すうえでも絶好の機会であることは間違いありません。
それに、なんといっても「旧奏楽堂」。かつて東京藝大構内にあったのを、(新)奏楽堂建設の際に、現在の場所(上野公園の角)に移設されたもの。歴史ある建築物。やはり、ここは弾きにいくしか♪

ちなみに(新)奏楽堂は、ピアノ演奏でオンステできることはまずありえないので、昨年、台東区の第九でオンステしました〜。

ということで、参加決定。
7月以降、東京のコロナがまた増えてきていたので、突然「中止」のリスクももちろんありましたので、日々ハラハラしていましたが、なんとか開催されてよかったです。

ホールの難しさへの対策とか

このホールの難しさは、なんといっても「響かない」ことです。普段、「弾きに行く」イベントは、音楽専用ホールが使われていることが多く、そうした意味で弾き手としての自分はホールに助けられている面があります。ところが、このホールではそれが通用しない。

対策1:選曲

過去に、ここで聴いた演奏会のイメージから、私はロマン派から選択。
ブラームス Op.118-2 という、(ピアノ界隈では)超有名曲。
ホール対策でいろいろ工夫しなきゃいけない点が出てくるだろうから、自分の技術レベルいっぱいいっぱいの選曲をして「弾くので精一杯」というのではちょっとしんどいというのもあり。
演奏時間枠としては(出入り込みの)10分あったけれど、欲張って小品1曲追加することもせず、ブラームス6分で。

対策2:リハの活用

当日、開場前にリハ時間をいただけました。割と「リハ不要」とすることが多い私ですが、今回は4分半をしっかり活用しました。
めったにレコーダーなんて使わないのに、今回はリハの際、ホールの最後方の隅っこ(実は自分が聴衆として着席する指定席としてもここを希望して指定)に置き、録音。

リハ後、楽屋に戻って、録音を聴き・・・対策を考える。

喚気のため、客席とホワイエの間のドアが上手側、下手側、両方とも常時開放ですから、セミの鳴き声が聞こえる(笑)その上、響きが返ってこないったら(^0^;;
味方は、ピアノの大屋根のみ・・・極端かもしれないけれど、そう感じた。

本番終わって

本番あるあるで、リハ時より音ミス多いわけですが(^0^;;
とても好意的な感想をくださった方が何人もいて、ありがたいことです。
私がこの曲(ブラームス Op.118-2)を弾いたのも意外、と言われましたけど・・・これはここのホールで自分の力量考えたらここに落ち着くしかなかったというのが本当のところなので(^0^;;

他の方の演奏を聴いて感じたことは、このホールの特性にうまく対応している人の演奏はホール客席最後列の隅っこにもしっかり届くということかなぁ。

ともあれ、こうしてまた「弾きに行く」が再開できたことがとてもうれしい。
今はただそれだけです。

おまけ

ほんっとどうでもいいことですが(よくない?)、空調あまり効いてなくて(ホール客席のドアを開放してるんだから当然か・・・・)途中気分悪くなるわ、急に足のすねがつって激痛にみまわれるわで、なかなか集中して聴けない時間もあり、プログラムや扇子落っことしたりで、良い聴衆じゃなく、申し訳なかったです。