コンクール月間、終了しました!

経緯

別記事にも書きましたが、今年(2022年度)の最優先課題は、法政通教にケリをつけることです。なので、ピアノに関しては、大曲(単品ものもそうですが、ソナタ全楽章とかも)には手を出さないことにしています。

そんなわけで、今年、「結果を求める」ことははなから考えていません。ただ、そういう年だからこそ、同じ1曲を使って、いくつかのコンクールに出してみて、感触をつかみたいというものがありました。幸い、2月のべとべん祭り以降、着手したのが平均律1曲だけという状況は、それはそれで腹の括りようがあるものです。(どんなに完璧に弾けたとしても、超絶技巧バリバリの曲やコンクール定番の音符数珠つなぎ系の曲には勝ち目があるはずがない)

また、情報収集という点でも、平均律1曲での参加について、審査員がどういう採点をしてどういう講評を書いていただけるのか、さらには他の参加者の様子(通過する人はどんな人でどんな曲を弾いたひとか、残念だったひとはどんな曲でどんな演奏だったのか)も、参加した回についてはわかります。コロナ禍で「関係者以外入場不可」があたりまえのようになって、ふらっと一般人が偵察に行くことができなくなりましたのでね。

そこで、来年以降の目標を決めるためにも、今回のコンクール・チャレンジはやってみたいと思いました。

結果一覧

某大規模コンクール

①6月中旬:地区予選 通過
②7月初旬:地区予選(リハーサルモード)
③7月中旬:地区予選 落選
④7月下旬:地区本選 落選

地区予選は審査員5名、地区本選は審査員7名(実際に④は1名欠席されたので6名になりました)で審査していただけます。1回の演奏でこれだけの講評用紙がいただけるのは、とてもありがたいです。

さて、このコンクール・・・今シーズン、一番課金したコンクール。実は、このコンクールへの参加はまったく初めてです。なので、どういう講評が書かれるのかすらわからない。まぁ、参加してみるしかないじゃないですか。
ということで、①はちょっと遠征して「旅の恥はかきすて」モードでしたら、予定外に通過してしまいまして、こりゃ困ったな・・・と。通過する予定はまったくなかったので、本選用の曲を用意していません。まさか、平均律1曲(しかも視奏で)本選通過するほど甘くないでしょ?

①で、講評の内容などをふまえ、②、③に挑んでみました。

このコンクール、地区予選は2か所までしか受けられませんが、リハーサルモードでの参加だと、どんなに成績がよくても通過はしないけれども、課金さえすれば何か所でも受けられるというもの。これを使わない手はありません。

②と③は同じ会場で開催されるので、②で会場の下見(実際に弾くわけですが)をしたのち、③で頑張る作戦を。②の時に、とても貴重なアドバイスが書かれた講評があったので、②から③の間に、それをふまえて作り直した部分もあります。

そして③ですが・・・、やはり「視奏だと審査に影響あり」と明記されている以上、暗譜で弾いてみようか、どうしようか迷ったまま当日を迎えました。で、私の演奏順は最後のほうだったので、それまでの演奏順のひとの演奏はすべて聴けたのですが・・・正直なところ、「ボーダー不在」な印象でした。予選通過の土俵に乗っているひとと、そうでない人が2極化していた印象です。では、自分が視奏して土俵に乗るかというと・・・まずないな、と。ならば、暗譜で弾いてみて、失敗したとしても失うものは何もなく、成功すればワンチャンスあるか?くらいな感じです。ならば勝負に出ましょう! そして盛大に暗譜落ちするという結果に。

このコンクールで勝ち進みたければ、暗譜前提で曲を仕上げて、何度も練習会に出していった先に本番があるというふうに考えるのが定石なんでしょう。(いや、このコンクールに限らず、別のコンクールでもそうなんでしょうけれども)「視奏可」と要項に書いてあるからと、宙ぶらりんなのが一番いけない。

④地区本選は、①の予選通過による参加エントリーなので、参加日時、場所が指定されています。なので、こちらも遠征になりました。(日帰りできる距離ですけどね)
で・・・これがまた困ったことに、当初予定の会場ではなく、かなり郊外のホールに変更になったみたいで、ホールの近辺で練習場所を確保することも困難でした。(探せばあるのかもしれませんが、直前に練習するのが良いとも限らない・・・というのは過去事例でも実績あるので・・・まぁ、なければないでいいか、と。) 朝、自宅で弾いてから、数時間、鍵盤に触れずにいきなり本番というパターンです。(この地区本選の詳細は別項で)

某中規模コンクール

⑤7月中旬:予選 通過

初めて参加しました。③の大規模コンクール地区予選以降、毎週何かしら本番を入れたかったので、日程的にちょうどこちらが都合よく。審査員は3名。時間制限なしを謳っていますが、現実には当日の参加者数や申請した演奏時間などからカット時間が設定されるようで。私のエントリー部門は11分でカットということでしたが、私の申請時間は(出入り込みのつもりで)7分としていたので、余裕で全部弾けました。

審査員名も、当日会場でのみ発表だし、プログラムも会場で掲示されるだけで、冊子はなし。
これこそ、本当に、参加しなきゃわからないコンクールです。

で・・・これ、ぶっちゃけ、私は場違い感ありありでした。学生さんの部門は、音大生、音高生、その予備軍の小中学生という感じで、いやぁ、もう、「えええ? この学年でこんな曲弾いてるの( ゚Д゚)」という驚きしかありません。学コンのリハーサルとして受ける子が多いみたい。

で、そんな中、一般部門ってね・・・この日は私を含め3名だけでした。まぁ、次はもう受けないかな。

某リベンジコンクール

⑥7月下旬:バロック部門予選 通過
⑦7月下旬:自由曲部門予選 通過

これは、コロナ禍以降、毎年参加しているもので、良いホールで弾けて、なおかつ料金がお安めなのが良いですね。ただし、審査員は3名です。とはいえ、その講評用紙が即日交付されるのが嬉しいです。

昨年度、バロック部門の全国大会に進みましたが、べとべん祭りの絶賛譜読み中で、はっきりいって準備不足そのもので参加しました。いずれ、リベンジしたいとは思っています・・・ので、リベンジコンクールと、ここでは書いておきます。

このコンクールは、予選で落ちることはほぼないと思われます。実際、私は、このコンクールの直前まで通教の試験対応をしたりで、なかなかピアノ脳になれない時期でもあり、びっくりするほど傷だらけでした。

⑥、⑦を同じ日に受けたのですが、⑥は課題曲のフーガだけ、⑦はプレリュードだけという形で、分けて弾きました。大規模コンクールでは、「出入り込みの6分」なので、フーガの最後まで弾けないのですが、⑥ではフーガを最後まで弾けたのがよかったです。

某新興コンクール

⑧7月下旬:地区大会 落選

審査員は3名ですが、超豪華でした。予選でこの方々? (1名ならともかく3名がこのひとたちって、すごいわ・・・)

コロナ禍をきっかけに始まったコンクールです。動画審査もありますが、私は会場審査を選択しました。ぶっちゃけ、このコンクールに通過することは目的ではなく、「暗譜必須」のこのコンクールは、大規模コンクールの地区本選で暗譜で弾くのか、それとも視奏のままでいくのかの最終判断とするために参加しました。

結果、盛大に暗譜落ち。これで、大規模コンクールの地区本選は視奏で決定です。

で、このコンクール、審査結果発表が、当日の「2~6日後」にWeb上で発表、そのタイミングで講評用紙の入ったレターパックが投函されるようです。結果的に私が講評用紙を受け取れたのが本当に「6日後」でして・・・。このスケジュール感はちょっとコンクールシーズンにはつらいですね。事務局の都合もあるのだと思いますけれど、講評用紙は一刻も早く欲しいものですから、一週間近く待たされるとせっかくの講評内容も次に活かせないわけですし。

某老舗コンクール

⑨7月下旬:シニア部門本選 落選

老舗?かどうかはよくわかりませんが、審査員が大御所で、予選段階から変わらないというのが特徴なのですが・・・参加者層も、常連の方が大半という・・・。コロナ禍をきっかけに参加をはじめて3回目ですが、コロナ禍ゆえ懇親会というものにいまだ参加しておらず、アウェイ感しかないコンクールです。

このコンクールは「音出し」から計時スタートなのです。B部門だと5分でベルカットですが、シニア部門は6分あるので、フーガの最後まで弾くためにシニア部門で参加しました。

シニア部門、27名の参加でしたが、入賞者(=紀尾井ホールで演奏できる)は3名のみ。なかなか厳しいです。

某大規模コンクール 地区本選

エントリーするかどうか? 辞退もありで。

そんなわけで、6月に予選通過してしまったから、さんざん悩んだ挙句、もう次はこんな機会ないかもしれないというのと、もし来年以降もコンクール参加するなら、地区本選を知っておくのは決して無駄にはならないだろうという思いから。

では、地区本選で何を弾くのか? という問題が生じてきました。

普通の人は、全国大会までのシナリオを作って参加されると思います。予選でこれを弾いて手堅く通過を勝ち取り、本選では勝負をかけて全国大会に進む、みたいな。あるいは、最初から最後までその勝負曲を入念に準備されるとか。

で、私の場合は、地区予選に通るつもりがなかったものだから、そんな準備はできていないのです。つまり地区本選に出す曲がない。

地区予選を通過してきた人が、入念に準備してきた暗譜バッチリの勝負曲(音符多い)と、まったりした平均律(しかも視奏)が同じ土俵に乗るはずはありません。過去弾いた曲の急速解凍という方法も考えましたし、先生と相談した際にはその話にもなりましたが・・・やはりスケジュール的にキビシイ。(通教の試験が7/8~7/20まで断続的にありました)

エントリーそのものも辞退することも念頭に、ギリギリまで悩みました。エントリー期限の数日前には主催団体から「エントリーは〇日までですよ~」な催促メールが何回か来ました。

ので、6月末のレッスンの時には、「辞退すると思う」と先生には伝えていましたが・・・やっぱりせっかくの機会だし、とエントリー締切日にようやく申込みました。曲はこのまま平均律で。

リハーサル、実験のスケジューリングと実践

そのエントリー締切日から、まだ間に合うコンクールを探し、急ぎエントリーしたものも含め、結局、毎週末がリハーサルとしてコンクール本番を使うことに。いやはや、精神的にも体力的にも諭吉的にもキツかったです。

ただ、このプロセスはやはりとても重要でした。

毎回、講評用紙に書かれる内容を、自分なりに消化していったつもりですし、レッスンでもそこを補強してもらったり。最初の時期に指摘されていたことが、最後のほうでは良かった点として書いてもらっていたりで、着実に成果は残ったんだな、と思います。「100回の練習より1回の本番」とはよく言ったものだなぁ、と。

本番のステージには魔物がいました

ステージ上には、表彰盾が1つだけ置かれていました。

つまり、このカテゴリーから全国大会への切符は1枚だけですよ、という事務局からの通達みたいなもの? うわぁ・・・これが本選なのかと。 否応なく緊張がみなぎってきます。

最初から選外承知でエントリーしている私でさえそうなのだから、真面目に全国大会を見据えて準備してきた人たちは、あれを見てどういう心境になったのか・・・私には想像つきませんが、やはり日常ではないでしょうねぇ。

そのせいかどうなのかはわかりませんが、ステージに出てくる人、みなさん、緊張されてる感じ?
私も、その魔物の餌食になり、始まってすぐのところで、バスの音ミス(←致命的w)、この段階でもう「終わったな・・・」と。あとはもう何を弾いたのかよく覚えていません。

結果は、やはり安定性抜群だった方が全国大会へ行かれることに。

まぁ、私自身は想定内の「選外」でしたが、行ってよかったです。

コンクールとのつきあいかた

やはり、目的を明確にして参加したほうが良いですね。そして、その目的に沿ったコンクールを選ぶことも最重要。

コンクール常連の方々は、コンクールを軸に年間計画を立てていらっしゃる。夏のコンクールが終わった段階で、来年の勝負曲の準備を始める。1年かけて準備した曲を夏の本番に出し、結果を出す。それがサイクル化していると思う。

ところが、これまでの私ったらどうなんだ?(^0^;;

そんなふうにはやってきていない。だから、いざチャンスが巡ってきても、出せる曲がないという残念な事態になる。

コンクールの目的って、それこそ人それぞれだと思う。

だけど、点数つけられて、他人と比較評価されて、一喜一憂するだけなら、参加する意味ないよね。
コンクールをきっかけに、曲を丁寧にしあげていくというところに楽しみを見いだせるなら参加する意味はあるし、結果が出て入賞者演奏会なんてものに出演機会を得られるならそれもまた良いよね。

ただ、結果を求めるとなると、ピアノの練習をギアチェンジしなきゃいけないのは確かで。
勝負曲の仕込みを今からやらなきゃいけません。

弾きたい曲を弾きたい、でもツライ基礎練はしたくない・・・なんて虫の良い話はなさそう。

そして、これは大規模コンクールならではですが、地方遠征するのも楽しい。次回以降、もしそういう機会があるなら、コンクール翌日から数日かけておひとりさま旅行をするのもいいかなぁ。

ということで、私は今年度のコンクールはここで打ち止めです。
秋にバッハコンクール?とも考えていたけれども、やはり、今年度は1月に通教試験シーズンが来るので、仮に予選に通っても、2月の全国大会で勝負できる曲を準備できません。
バッハコンクールこそ、本気でリベンジしたいので、それは来年に。