弾いてきた♪ 非公開演奏会
発表会と銘打ってあるイベント
発表会といえば、一般的にはお客さんを呼んで・・・という形になるのでしょうけれども、こちらは今回は一般聴衆はなく、出演者=聴衆なので、ホールを使ったゴージャス弾き合い会という感じ?
夏~初秋あたりの本番ラッシュがひと段落した時期ということもあり、それらの本番の集大成という形で披露された方々と、新曲を披露される方とほぼ半々くらいだったかも?
それでも選曲は、バッハから古典~ロマン派~近現代までバラエティに富んでいて、聴くのも楽しいです。
私はド新曲で
10/10に超本番@白寿ホールでリストを弾き納めてからの新曲、わずか2週間ちょいで人前に出すか?というご指摘はごもっとも。とはいえ、これも次の超本番(11月中旬)が決まっているから、それまでに何度か人前に出しておかないと怖いですし・・・。
演奏時間枠は、その11月の超本番同様10分で、プログラムもそれと合わせる形で、
J,S,バッハ 平均律2-14(プレリュード)
ベートーヴェン ピアノソナタ第22番第1楽章
の2曲。
平均律のほうはさすがに何度も人前に出しているので、大事故はなく(それでも小さな傷はある・・・orz)。
問題は、ド新曲のベトソナ。これはもう、その「11月の超本番で弾きたいから♪」とかいう積極的な理由ではなく、その11月の超本番ですら「2月のべとべん祭り向け」のワンステップです。
抱えている曲のうち、いちばんページ数の少ないのが22番の1楽章(5ページ)だったので。(正確には、11番の3楽章というのは2ページですが、さすがにこれを単独で出すのはどうかと思うので自重)
本番の楽譜、譜めくり問題
ということで、まぁ、曲の仕上がり具合としては反省点だらけなのは織り込み済みですが・・・それにしても、今回の事件は、iPadの譜めくり事件に尽きます。
今回の曲では、譜めくり箇所は
平均律 3ページ
2か所譜めくり。ただし1か所は、フェルマータ+休符+左手単独 なので余裕で手で譜めくりできますから、実質的に譜めくりポイントは1か所のみ。
ベトソナ 第22番第1楽章 5ページ
4か所譜めくりポイントがあります。
①両手オクターブの途中(1ページめ終わりから2ページめにかけて)
この部分は楽譜ガン見では弾けないので、暗譜しています。で、その両手オクターブの切れ目で(次ページの2段目入ってから)ピッと手で譜めくりできます。
②両手オクターブの終了 → 右手単独(3ページめ1段目)
ここは余裕で手で譜めくりできます。
③両手オクターブの途中(3ページめ終わりから4ページめにかけて)
これも①と同様、弾くためには暗譜していないと弾けないので、その部分が終わってから4ページ目で和音フェルマータがあるので、そこで手でピッと譜めくりできます。
④右手上昇音階(4ページめ終わり)右手トリル(5ページめはじめ)
つまり左手が空いているので、これも手で譜めくり可能。
あれ? ということは、このベトソナったら、全部手で譜めくりできます! iPad使いの最大の難所は実は譜めくり問題だったりするので、この曲はとてもラッキーなページ割りになっています。さすがヘンレ版!
そう、紙のヘンレ版の楽譜って、ページ割りの工夫がとてもされていると思っています。今回使っているのは、どうせiPadでやるんだし・・・どうせなら、ヘンレライブラリで買ってみよかな?ペライア運指も見れるし?と思ってポチった電子版ヘンレなのですが、ページ割りは紙版と同じです。あぁ、ヘンレ版さん、「これしかないだろう?」的なページ割りなんでしょうね♪
ということで、なんとなんと、今回のプログラムで、譜めくり問題(譜めくりペダルなのか、ウインクで譜めくりするのか、はたまた、平均律の1ページだけ紙併用するのか)は一ヶ所に限定されました。1か所だけのために譜めくりペダルを持参するのも荷物になるので、ウィンクでするか、あるいは紙併用かの二択になりました。一応、紙も持参することにはしましたが、ウィンク譜めくりが失敗したことはないので(マスクしたままだとまったく譜めくりできないというのはありましたが・・・それ以外ではない)ウィンク譜めくりで行こうと。
そして事件は起こる
平均律の譜めくり、問題なくウィンクでできました。
そして、ド新曲のベトソナ。手でも譜めくりできるし、基本手で譜めくりすることに。とはいえ、人前で弾く本番には違いないので、ウィンクでもできたほうが便利は便利だな、とは思っていた。
そして、事件は起こった。
ステージのライトがちょっとまぶしかったようで、一瞬、「まばたき」をしたようで、その時に、譜めくりされてしまった!
譜めくりポイント付近なら何とかつなぐことはできても、事件が起こったのは3ページめのちょうど真ん中あたり。
技術的にも難所ではないために、そんなに入念に繰り返し練習していないから、楽譜見なきゃわからない(滝汗)。こうなると、もう、譜めくりされてしまったページをもとに戻すしかないのですよ。
痛恨の中断→弾き直し!
うわぁぁぁぁぁぁん(大泣き)
その後、気をとりなおして最後まで弾きましたけれども・・・。こんなことってあるのねぇ。
というか、これまで、ウィンク譜めくりは失敗したことないです。しかし、「意図しない箇所でまばたきに反応して譜めくられてしまう」ケースは初めてでした。そういえば、最近、ウィンクに反応しなくなったことがあって(iOSのせいなのかPiascoreのせいなのかわからないですが・・・)、その後、アップデートされてウィンクに反応するようになったので、修正かかったんだな(どっちが、とはわからないけれども)と思っていたんですが・・・反応の精度も微妙に変わった?
これ、iPad ならではのつらいところですね。iOSもPiascoreも、修正内容を具体的には公開してくれていないので、利用者にはわからないまま修正されてしまうし、ダウングレードすることもできないし。
やはり、「本番は紙」が安心です。
次なる買い物は・・・
カラープリンタ?(爆)
うちにはもうカラープリンタはないのです。自宅で年賀状印刷(裏面)印刷するのやめたし。年賀状の表面だけならモノクロレーザー(←コスパ最強では?)で十分です。うちのモノクロレーザー複合機、ムスメの中学受験時にプリントのコピーやらのために買ったのですが、それから10年以上使ってますが、楽譜のコピー、印刷がメインなので基本これで問題ないのです。(紙楽譜を使ってた時代は、最初にこれでコピー譜作って、そこに書き込んでいたから)
ところが・・・今は、タブレットで、カラー使っていろいろ書き込んでいるわけで、それがモノクロ印刷すると、なんだかごちゃごちゃしてわかりづらい。紙に印刷するなら、カラーで印刷したい。
ローソン、ファミマなどのネットワークプリントサービスは、フルカラーA41枚が60円。
セブンイレブンは、フルカラーA41枚50円。
1曲5枚印刷して、250円(セブンイレブンの場合)ですからね。
書き込みもレッスンの都度いろいろ増えていくだろうし、本番の都度印刷するとなると、1曲で1000円くらいにはなるのか・・・。
とすると、他の曲も含めると、べとそな祭りまでに、全曲分カラー印刷を数回行うと、5000円~10000円くらいは、カラー印刷にかかってしまう見込み。
今後も「本番用の楽譜は紙」を徹底すると、結構な出費にはなりそうかな。
ならば、いっそのことカラープリンタをポチってしまうというのもアリかもしれない。