弾いてきた♪ ゴージャス演奏会@白寿ホール

「梅の復活祭」

とにかくゴージャスな演奏会です。私のピアノ活動ポリシー?のひとつが「良いホールで弾く」なので、本来は昨年8月に開催予定だった「銀座de梅の会」にエントリーしていたのでした。

銀座YAMAHAホールで演奏できるなんて、滅多にない機会です。しかも、銀座YAMAHAホールは、一般アマチュア向けの貸し出しを2020年末で終了する、ということが判明。だからこそ、主催者が最後の機会とばかりに会場確保してくださったのでした。

ところがコロナ禍で中止。その後、ほどなく今回の白寿ホールを確保してくださったのだから、事実上「延期」なのですが、ただ、私は、中止時点でいったん演奏枠をリリースしていたのでした。そのため、リリース枠を再募集されたときに、あらためて申し込みしなおしたので、文字通り、個人的にも「復活」でもありました。

「大人が本気で遊ぶ」

この会の演奏会には2回目の参加です。前回は2019年8月の「夏祭り」で、初めて参加させていただきました。その時に知ったこと「大人が本気で遊ぶ」。

そう「次」はあるかどうかわからない。だからこそ、その瞬間に悔いなく全力で向き合う。それがこの会の信条。

その「夏祭り」で、私は、「無難な曲」を弾いたのでした。たぶん、チラシ等を見て「へ~、この曲が弾かれるのか、じゃあ行ってみよう、聴きたいな」と思われるような曲ではまったくなかった。ただ、その頃、レッスンで弾いているんだろうな、という曲を出したに過ぎない。

当日も、なんだか不完全燃焼感いっぱい。

長年の会社員生活ですっかりしみついた忖度根性、それは「大人の本気の遊び」とは相いれないものだと知った。

選曲秘話

この「復活祭」は、4月だか5月だか、そのあたりにフライヤー作成用としてその時点で予定している曲目を提出する必要があった。

しかし、もう1件、別の案件があって。それが来年2月のベートーヴェンソナタを全曲弾く会での分担決め入札。同じ主催者が企画してくれたもの。魅力的なイベントです。やはり参加したいと思うイベントです。そして、私は事前の「弾きたい曲」アンケートの結果を見て、「参加すること最優先」で、あえて「不人気曲」に入札した。その結果、私は3曲も引き当ててしまったのだ(滝汗)

やっちまったよ・・・また、忖度根性丸出し。

みんなは「本当に弾きたい曲」に入札しているのだ。だから、不人気曲はあくまでも不人気曲。

いや、これは今に始まったことではなく、大昔からの習性。大学でのスポーツ実技で希望種目を申告するときも、「希望者多数の場合は抽選」という文字が目にとまった。本当は、テニス > バレーボール > 卓球 くらいの希望順位だったかと思うが、私は、「バレーボール」と書いて提出した。結果、バレーボールをやった。が、本当はテニスをしている人たちがうらやましかった。みんな、希望どおりに提出しているんだな・・・。だけど、私の友人はテニスの抽選に漏れ、ソフトボールに回された。複雑な思いで1年間バレーボールをやっていたのは鮮明に覚えている。「なぜ、テニスと書かなかった?」「いや、テニスの抽選に漏れてたら、バレーボールすらハズれていたかも」とか、もうどうしようもない堂々めぐり。

そう、私は、いつも「一番好きなもの」を選ばない。

それでいいのか? もちろん、ベートーヴェン祭りについては、引き当ててしまった3曲は私にできる最大のことはやって当日を迎えるつもりでいる。それは当然のこと。

ひょっとしたら「あの人、3曲も弾くなんて」と思われているのかもしれないが、少なくともそのうちの1曲はダメ押し的に入札したのだから(入札開始と同時には入れていない)、他の誰にでも入札のチャンスはあったのだから。他に誰も入札しなかったから、私が拾ってしまったんだし・・・。気にするけど、気にしちゃやってらんない。

開き直る。

と、同時に、この時、固く誓った。

「もう、忖度はしない。自分の弾きたい曲を弾く」

そして「復活祭」の曲目提出時期が来た。主催者曰く、曲かぶりもOK、管理人は関知しないそうで。つまり、何を弾こうとOK、ただ、自分の演奏時間枠にさえ(出入りを含めて)納めさえすればよい。そして、曲目提出は、Googleフォームから。他の参加者が何を申請しているのか、主催者以外にはわからない。

私は書いた。
「リスト/波を渡るパオラの聖フランチェスコ 他」

そして、期限が来て、結果が発表される。

うそーーーーーーーーーーーーん(滝汗)

超ピアノの上手い方と、まさかの曲かぶり!

しかも、演奏順は、私があと。

つまり、超上手な方が先に弾かれたあと、1時間半後くらいに、私が同じ曲を弾くんですよ。

この時点では、あくまでも「フライヤー用」ということで、9月上旬の最終提出のタイミングで変更できるので、ここからが、自分のメンタルとの闘いだった。

もう、これ、やめて、曲変えようかしら? 何度も何度も甘い誘惑が。

逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだ!

ここでまた平和的な方法を取ると、いつまでも同じことを繰り返し続けねばならない。

「絶対、変えない」

これは、自分との闘い。

そう、「復活祭」が、(参加者ノベルティのマスクが、ハードボイルドな感じだったので)「抗争」とも呼ばれていたのですが、私にとっては、まさに、自分との「抗争」でありました。

「抗争」の結果

私は、自分に勝ちました(^_^)v 

最後まで、曲は変えずに、自分が納得できる形で弾けました。

そして、聴きに来てくれてた旦那氏いわく
「今まで何度もあなた(←私のこと)の弾いてるん聴いてるけど、史上1~2番の出来? ちょーしよく、機嫌よく弾いてるな~と思って聴いてたよ」と。

他にも、弾き終わってからホワイエに出たとき、何人かの方から「すごい、迫力あったわ」と言っていただけたし、メッセージでいただいた内容からも、ほぼ自分の意図している演奏ができたと思う。たぶん、演奏を通じて「イイタイコト」が伝わったと思っていいかも。

もちろん、自分史上、1~2番の傷の多さでもあるけれど(爆)

そりゃ、無傷がいいに決まっている。けど、そんなもん、私にできるわけなかろうし。

「よくやったね、私。最後までがんばって、えら~い♪」

誰が誉めてくれなくても、私自身とコウペンちゃんがほめてくれるからそれでいい。
旦那氏と何人かの方には、何かしら伝わったのだし、もう、それ以上を望むのは欲張りすぎる。

ので、リスト「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」は、いったんここで一区切り。
また、数年後に弾くかもしれないけれど、いったん、塩漬けします。

当日、録画業者さん(いつもの♪)が入っていたので、録画オーダーしました。出来上がるのが楽しみです。