ショパンコンクール、いよいよですね

あれから6年も経ったのね

2015年の秋、配信やアーカイブを夢中になって視聴していたっけ。本来なら去年開催されるはずが1年延期になり・・・よくぞ開催してくれました! まぁ、オリンピック開催したんだから、ショパンコンクールがNGって理屈は成り立たないよね。

1次予選は日本時間で明日(10/4)からのようです。日本人コンテスタントもほぼ顔ぶれが変わってますが、その中で、前回に引き続き本選進出の小林愛実ちゃんには、気迫を感じるなぁ。(7月の予備予選の動画を見て・・・)

そして、今、こんな時間(日本時間で10/3 AM4:00)ですが、オープニングガラコンサートをライブ配信で見ています。前回の覇者、チョ・ソンジンくんがベートーヴェンのピアノコンチェルト3番を演奏してます。彼も6年の間に随分いろんな活動を展開していますよね。こういう世界トップのコンクールって、その後のピアニスト生活に大きく影響するから、みんな真剣。その演奏を視聴するのも、やはりグイグイ引き込まれるので、楽しみで仕方ないです。

日本人だけじゃなくて・・・

いろんなサイトには「日本人の」演奏スケジュールが書かれていたりするのですが、やはり海外コンテスタントも気になります。

全体スケジュールは公式サイト(こちら)にありますね。

1次予選は、エチュードから2曲、ノクターン(とエチュードOp.10-6)から1曲、バラード、スケルツォ等から1曲の計4曲が課題曲で、大半のコンテスタントのプログラム順は、最初にノクターンを弾いて(ゆったりとした曲で弾き始めて、ピアノの状態を把握する目的?)、エチュードを弾いて、最後にバラード等で〆るというパターン。たぶん、それが王道だと思うし、合理的だと思います。

しかしコンテスタントの中にはその王道構成をとらないひとたちもいるのですね。87名中、16名。うち2名、日本人も。俄然、こういう人たちの演奏を聴きたくなります。

1次予選課題曲

1次予選の課題曲を再確認します。

(1)2曲のエチュード、以下のグループから各1曲 ※ただし予備予選で演奏したエチュードを除く

a)
Op.10-1 ハ長調
Op.10-4 嬰ハ短調
Op.10-5 変ト長調 「黒鍵」
Op.10-8 ヘ長調
Op.10-12 ハ短調 「革命」
Op.25-11 イ短調 「木枯らし」

b)
Op.10-2 イ短調
Op.10-7 ハ長調
Op.10-10 変イ長調
Op.10-11 変ホ長調
Op.25-4 イ短調
Op.25-5 ホ短調
Op.25-6 嬰ト短調
Op.25-10 ロ短調

(2)以下の作品から1曲

ノクターン ロ長調 Op.9-3
ノクターン 嬰ハ短調 Op.27-1
ノクターン 変ニ長調 Op.27-2
ノクターン ト長調 Op.37-2
ノクターン ハ短調 Op.48-1
ノクターン 嬰ヘ短調 Op.48-2
ノクターン 変ホ長調 Op.55-2
ノクターン ロ長調 Op.62-1
ノクターン ホ長調 Op.62-2
エチュード ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」
エチュード 変ホ短調 Op.10-6
エチュード 嬰ハ短調 Op.25-7

(3)以下の作品から1曲

バラード第1番 ト短調 Op.23
バラード第2番 ヘ長調 Op.38
バラード第3番 変イ長調 Op.47
バラード第4番 ヘ短調 Op.52
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
幻想曲 ヘ短調 Op.49
スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54

ということで、
 (1)エチュード2曲
 (2)ノクターン、緩徐系1曲
 (3)1品もの
と括っておきます。

王道以外の構成パターン

王道パターンは、(1)ノクターン → (2)エチュード → (3)1品もの で、それ以外のパターンといっても、実は、ある程度、傾向があるようです。

王道パターン同様、ノクターンを最初に置くパターン


Aleksandra Świgut (10/04 20:30: ノクターン→舟歌→エチュード)
Hyuk Lee (10/08 0:30:ノクターン→幻想曲→エチュード)

ノクターン(エチュード緩徐系)を「真ん中に置く」パターン

これは、最初と最後にがっつり弾くために、間にノクターン(緩徐エチュード)を入れるのかしら。

<最初にエチュード、最後に1品もの>

Yeonmin Par (10/04 0:30: エチュード→ノクターン→バラード)
Zijian Wei (10/05 1:30: エチュード→ノクターン→バラード)
Marcin Wieczorek (10/05 3:00: エチュード→ノクターン→スケルツォ)
Yuchong Wu (10/05 4:00: エチュード→ノクターン→バラード)
Yuanfan Yang (10/05 17:30: エチュード→ノクターン→バラード)
Michelle Candotti (10/06 0:30: エチュード→ノクターン→舟歌)
Martín García García (10/06 20:30: エチュード→ノクターン→バラード)
今井理子 (10/07 3:30:エチュード→ノクターン→バラード)
Jiana Peng (10/08 3:30:エチュード→ノクターン→バラード)
Chao Wang (10/08 4:00:エチュード→ノクターン→バラード)

<最初に1品もの、最後にエチュード>

沢田蒼梧   (10/04 4:00: バラード→ノクターン→エチュード)
Yutong Sun (10/04 20:00: バラード→ノクターン→エチュード)
Wei-Ting Hsieh (10/07 02:/30: 幻想曲→ノクターン→エチュード)

完全逆パターン(ノクターンが最後)

87名中、たったひとりだけ、このパターンです。


Sarah Tuan (10/05 0:00: エチュード→幻想曲→ノクターン) 

  • Etude in G sharp minor Op. 25 no 6
  • Etude in C minor Op. 10 no 12
  • Fantasy in F minor Op. 49
  • Nocturne in B major Op. 62 no 1


詳細プロフィールを読むと、ジュリアードで学ぶ19歳の女子。

これはリアルタイムで視聴したいですねぇ。

この16名の通過率が、全体の通過率と較べてどうなのか、という点がとても気になります。
王道パターンでいくのが良いのか、別パターンでいくのがよいのか。