コロナ禍でのイベント参加

主催者あるある

オリンピック閉幕後に「実は海外からの五輪関係者にラムダ株が」とか、フェスタサマーミューザ閉幕後に「実は指揮者の飯森氏がコロナ感染してました」とか。

もはや、常套手段となった「イベント終了後の発表」・・・これ、どうなんですかね? 感染者が出てしまうこと自体は、現在の状況ではもうどうしようもない部分がありますし、感染者を責めるつもりはまったくありません。しかし、それをマネジメントしている主催者側が「その事実を隠蔽して、イベントを続ける」ということには(怒)

イベント主催者の立場としては、とにもかくにもイベント完遂したいのでしょう。しかし、こういう隠蔽手法、後だし公表がすっかり定着してしまった現在、もはや「なにも発表されていない」は「なにもない」ではなく、「発表されていないだけで、何かある」と疑ってかかってよいのかもしれません。

とはいえ、感染対策に最大限の注意をはらい、徹底している主催者もいるのは事実。

なので、コロナ禍でのイベントに関しては、内容以上に「主催者は誰か」が重要になってくると思います。飯森氏の件は、所属プロモーターのジャパン・アーツからの発表も8/12でしたから・・・ギョーカイぐるみでそういう体質なんだな、と思わざるをえません。

そんなこんなもあって、現在、「聴きにいく」コンサートチケットをほぼポチっていないのが現状だったりします。

最高レベルの感染防止対策イベント

自分が「弾きに行く」イベントも、まぁいろいろあるわけですが・・・。業者主催であれ、アマチュアの個人主催であれ、会場となるホールの貸館事業として開催されます。原則、ホール側の利用規則に則りますが、そこに主催者の「何をどこまで」が加味され、実際の運営がなされます。

コロナ禍以降、参加したイベントで、本当に感染防止対策がしっかりと行われていると感じたのは、数件あります。

どれもピアノイベントで、直接的な対策としての、受付時の検温、名簿提出、手指消毒、舞台袖での手指消毒は基本中の基本です。が、その数件は、待機している調律師または運営スタッフが「演奏者ひとりごとに」鍵盤と椅子を消毒するという徹底ぶり。それを行うということは、当然それをする人の人件費もかかるし、その作業時間分を考慮するから参加者数も絞られる(=参加費収入が減る)ということになりますが、それでもそれをやってくださるのは本当に感謝しかなく、安心して参加できるのです。そして、そういうイベントは、参加者の動線も配慮されていて、「密」にならないように、タイムスケジュールも完璧に準備されています。

もちろん、そうしたイベントは原則非公開です。演奏会系のイベントでも、原則非公開で来場者の事前申請は必須です。(そうしなきゃ、来場者管理ができない)

最低レベルの感染防止対策イベント

デルタ株が猛威をふるっている現在の東京で開催されるイベントがこれ?という・・・あきれたイベント(業者主催)がありました。(2021/08/22)

受付では、検温はされました。しかし、手指消毒はありません。

ホール客席の扉(4か所ある)は、「換気休憩」時間でさえ、開放されることはなく、密閉したまま。このご時世でありながら、来場者の事前申請もなく、当日の来場者名簿もない。

舞台袖にも、手指消毒はない、譜面台を出し入れするステマネ要員はウレタンマスク、アナウンス要員(演奏者ひとりごとに舞台に出て客席に向かって舞台上でアナウンスする)は舞台に出る時も舞台袖でもマスク着用なし。そのアナウンス要員が、舞台袖に来る出演者に譜面台使用の有無を聞くときも、マスク着用なし。

舞台袖の出演者待機席は、間隔を空けて設置されることもなく、待機出演者が4~5人「密」になっている。

命の危険を感じるイベントでした。

デルタ株が猛威を振るっている東京です。主催者の意識レベル、どうなっちゃってるの?

不幸にして「最低レベルの感染防止対策」なイベントに参加しちゃったら

事前にわかればよいのですが、当日その場に行ってはじめて「はぁ?」となることもあります。

今日(2021/08/22)参加したイベントも、上記の「最低レベルの感染防止対策」でした。

私はたまたま直前の出演者の中に欠場者がいたので、舞台袖待機席の「密」具合はマシではありましたが、「密」と悟った瞬間、舞台袖の待機席から離れ、体操しようといったん廊下に出ました。

そして、自分の前の出演者が演奏始めてから舞台袖に戻り、楽譜(iPad Pro)の準備を始めました。

今回もジェスチャー譜めくりなので、マスクは外さなきゃ動作しない。でも、舞台袖でマスクをはずすのは自殺行為です。

よし、舞台に出てからマスクを外そう。そのためには、マスクケース・・・でもいいけど、カーディガンにポケットがついているので、このままカーディガン羽織ったままステージに出て、外したマスクはポケットに入れよう、演奏中はステージ上は私だけだからマスク外しててもまぁリスクは低いか(客席の換気をしていないので、リスクゼロではないだろうけれど)、演奏終わったら、お辞儀して、それからマスク着用、iPad持って退場・・・! よし、この流れで行こう!

・・・てなことを、考える。

前の演奏者が終わる。

その後、ウレタンマスクのステマネ要員が(たまたま譜面台は前の人も使ったので、ここでは作業なし)「次ですよ」と手で促す。おいおい、そこに立たないで。そこは舞台へつながる一本道の通路。ウレタンマスクのステマネさんとすれ違いつつ(だから、マスクは舞台で外して大正解だなw)、舞台に出る。アナウンス係が客席に向かってアナウンスしている背後を通り、ステージ中央へ。

このイベントは、アナウンス中に演奏準備をするということで、演奏前のお辞儀はなし。

最初に椅子の調整をする(マスクつけたまま)、iPadを譜面台に置く、(そろそろアナウンス係が袖に引っ込む)、椅子に座る、マスクを外す、ジェスチャー譜めくりの動作を確認する。

よし、OK!

そして、演奏を始める・・・。

演奏後は、お辞儀したあと、逆の手順で一連の動作を行い、マスク着用の状態で舞台袖に戻る。

舞台袖には、「4番前の演奏者中に舞台袖に来る」ことになっている人たちが集まっていて、待機席に「密」を作っていました。

その方々に「目礼」だけして、荷物をまとめてさっさと退場。

一目散に向かう先はトイレ。

備え付けの(もちろん、この主催者ではなくホール側が常備しているもの)アルボースで入念に手を洗う。

受付に戻って、講評用紙の受け取りタイミングが当日の全プログラム終了後ということを確認すると、郵送希望して(もちろん手数料を払う)、さっさとその場を退散。

主催者はピンキリです

アマチュア主催のイベントでも感染防止対策を完璧にやっているイベントも多い中、あまりに杜撰な業者主催イベントもあるのです。

それは現実として受け止めねばなりません。

極力アンテナを張り巡らせ、事前にそういうイベントは回避するに限ります。従来なら何の問題もないイベントでも、同じ感覚でやられると「デルタ株が猛威をふるっている現在」は致命的なこともあります。

不幸にして、そういうイベントに出くわしたら、全力でリスクを低減させる方法を臨機応変に考えることが、自分の命を守ることになると肝に銘じておくしかないですね。

もちろん、ワクチン2回接種済みであることは自衛として必須かと思います。(万一感染しても重症化リスクを低下させるという意味で)

早く、コロナが終息してほしい。今はそれだけ考えています。