ショパコン 予備予選
- 2021.07.22
- ■ピアノ生活百景 @聴いた♪(オンライン)
- ショパンコンクール, 予備予選, 反田恭平
反田恭平氏の演奏に身震いした
先週まで、すっかり「詰んだ」生活していたので、気にはなっていてもなかなかちゃんと聴けていなかったショパンコンクール・予備予選。(初日あたりは、通教の動画とショパコンを同時に聴こうとか思ったけれど、無謀でした)
31人もの日本人の若きピアニストたちがしのぎを削るステージ。
そんなわけで、既に視聴している人が絶賛している反田恭平氏のアーカイブをまず最初に。
ステージに登場した瞬間、「あ、ダン・タイ・ソン?」と思った。やるなぁ。 まずは見た目から入ってるのか・・・。
ごめんなさい、ぶっちゃけ、そんな印象を持ちました。
ところが、演奏が始まった瞬間、「え? これが反田氏?」と、びっくりした。
話は数年前に戻るけれど・・・
実は、彼の演奏を生で聴いたことが一度だけあって、その時は、正直、「名前先行なんじゃないの?」という印象を持ったのだった。バラ1だったかな・・・なんだか、音が伸びなくて、聴いてるのがしんどい感じだった。それは、一緒に聴いた旦那氏(←「バッハは新曲書かへんやん?」と真顔で言うひとw)も同じ感想だったようで。
なので、それ以降は、テレビで放送されていても積極的に見ようとは思わなかったし、コンサートのチケットをポチることもなくなったのです。いろんな事業を始めたりして、もはやピアニストとしての道より事業家の道を選んだのか?と思っていたくらいです。
「ピアノの森」で阿字野先生(カイも)のピアノ吹き替えを担当してても、「へぇ~」と思って見ていたかな。
で、今回のショパコン
反田氏が予備予選に出るというのを知った時、「ピアノの森」だから?(←だから何w)と思った。それくらい、「ふ~ん?」って印象だったのでした。
ところが、彼の予備予選を視聴した人が、こぞって絶賛するの・・・。それは聴かねば!と思って、まずは視聴してみた。
ひとことで言って、「巨匠のリサイタル」感ありました。
いちばんわかりやすいのはバラ2で、他の出場者と一線を画している素晴らしい演奏だったと思う。背筋がゾクゾクきました。
これは生で聴きたい! もう、絶対、国内でコンサートあったら聴きに行く! と思った演奏。
そこは、商売上手なのも彼らしく。8月は国内でショパンプログラムでのツアーが設定されていたんですね。完全に出遅れまして、すでに完売ですね。
それはさておき・・・数年前とあまりに印象が違うので、この期間になにがあったのかと気になって、彼のプロフィールを調べてみたら・・・モスクワ音楽院を(奨学金が切れて)辞めて帰ってきてから、一連の宣伝?みたいな活動(まぁ、それで私も彼の名前を知ることになったのだけれど)のあと、新しい奨学金を得て2017年からポーランドのショパン音楽大学に留学していたんですね。(知らなかった)
ショパンコンクールを目標に、しっかりと準備をされていたんですね。もちろん、その間もメディアへの露出はあっただろうし(「ピアノの森」も)、いろんなオケとの共演実績も重ねて・・・。
ピアノ界の頂点(だよね?)のコンクール、予備予選に出られるだけでも世界のトップピアニストなのに、その予備予選の中でこの演奏ができるって・・・すごいこと。たぶん、予備予選は通貨して本選に進むと思う。10月が楽しみです。
おっと、その前に、他のコンテスタントの演奏も見ようっと♪
まぁ、ぶっちゃけ・・・反田氏のあのバラ2と較べたら、他のひとのバラ2はとても不利なんじゃないかと。他の人のバラ2をいくつか聴いてみたけれど・・・率直な感想です。
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