防音対策

楽器練習につきものです

今日、自宅マンションのエントランスに貼り紙がありまして。「テレビ、ステレオ、楽器など」とは書かれていますが、「響き渡っている」だそうで、まぁ楽器なんだろな・・・。

しかし、「響きわたる」って、いったいどんな?

ん~、うちは窓閉めてるし、他のお宅からの楽器音がうるさいと感じたことはないし、ましてや「響き渡る」なんていう程度のまったくピンとこないのです。

ということは・・・ですよ。

これは、可能性がふたつあって

①私が騒音に気づいてないだけ?

うちのマンション、玄関ドア側の外部音はほとんど聞こえないのです。以前、救急車が来たらしいのですが、わたしは気づかなかったです。

②犯人はわたし?

だけど、防音室で弾いているし、過去にもこの手の貼り紙があったときに、ムスメに協力してもらって騒音計で計測したけれど、全然問題ない範囲でした。下図の廊下部分(二重サッシの外)で30~40dbくらい。窓の外で30dbくらい。


マンションだけど、角部屋だし、隣戸に接していない部屋に、「部屋の中に部屋を作る」防音工事をしているのです。天井、床、四方の壁、いったん全部壊して、遮音材敷き詰めて、その内側に壁/床を作るというやつ。たぶん、防音効果の一番ある施工方法です。


開口部はうちの玄関ポーチ内に面した窓(もちろん二重窓にして、防音カーテンもつけている)と、うちの自宅内の廊下に面した二重サッシ。
窓のすぐそばに立って聞き耳立てて「ほら、騒音が聞こえた」というのは、いやいやその前にうちの玄関ポーチ内(名目上共用部分ではありますが、実質的には門扉より内側は自分が専用的に使うエリア)に「夜中に」侵入してきて聞き耳立ててるほうがおかしいんでは?
そして、廊下をはさんだ先には、家族の寝室があるわけですが、毎晩スヤスヤ寝ておりますよ?

なので、もし、私のピアノがそのクレーム対象だというならば、クレームの主さまにはぜひとも録音実験をしていただきたいものです。私が自宅のピアノ部屋でいつもどおりにピアノを弾き、そこにはクレーム主さんにも立ち会ってもらう。そして、クレーム主さんのお宅にはうちの家族を立ち会わせ、録音&騒音計測させてもらう。

どちらにも、お互いの身内を立ち合わせることで、「実験の時だけ小音量で弾いてごまかそうとしてるんじゃないか」という疑惑も晴らしたうえで、「本当に聞こえているのか? 聞こえているとすればそれは何dbなのか?」という物理的なエビデンスを取らせてもらう。

その実験の結果、「聞こえていない」のなら、うちのせいではないし、数値として確認できる音量がすべてだと思う。

いっそのこと、モヤモヤを晴らすためには、こういう実験したほうがいいんじゃないかとさえ思う。
うちは絶対、潔白だと自信もっていえるから。

そこでふと考えた

ピアノだけでなく、音楽やっている人は防音対策をきちんとされている方がほとんどだと思う。

自宅では電子ピアノと割り切って、日々、外部のスタジオやホールで練習している人もいるし、かつての私は防音室物件を借りて毎日会社帰りにそこに通っていた。

自宅にピアノを置いている人は防音室にしている人がほとんどだと思うけど、中にはそうじゃない人もいるのかも。
(だから、今回、うちのマンションの貼り紙のようなことが起こるのだろうなぁ)

よくよく考えれば、分譲マンション(賃貸マンションは防音工事なんて勝手にできないから、分譲と限定するけれど)・・・って、ある時期に一斉に売り出されて、新築でそれを購入するひとはだいたい同じような世代の人が多くて、その後、中古として売買はされていくけれども、やはり、その物件に住んでいる世代というのは割と似通ってたりするような?

いやぁ・・・それって、ある時期が来ると、一斉に現役リタイアした人たちが住むことになって、今までなら外に仕事に行ってたりして「昼間」はほとんど気にしたこともないような人たちが、ずっと家にいることになるんですよ。今まではクレームにならなかったようなことも、これからはクレームになることも想定しなきゃいけないですね。

連日、昼間とはいえ何時間も練習を聞かされる隣人って・・・不幸かも(^0^;;

終の棲家の防音工事、その前に

防音工事は一刻も早いほうがお得ですね。

結局、防音室工事をするためには、持ち家であることが必要なわけですけれども・・・。リタイア後なら、通勤のことはかんがえなくてもいいので、それこそ、物件価格100万円とかの物件だってあるわけで。(おとり広告なのかもしれませんが、不動産検索サイトにはそういう物件、いろいろあります)

中古物件を購入したら、入居前にあれこれリフォームするでしょうから、それに合わせて防音工事するのが一番無駄がないと思う。いったん住み始めてからだと、大変です(←実際に、すごく大変だった・・・)

わたしは防音工事に踏み切る前に、1年だけ、楽器可の賃貸物件を借りていました。自分にとって本当にピアノって必要なのか、ピアノを再開してまだ1年だった時期で、今後もどれほど続くか不安だったので、モノはためしに・・・と。

スタジオを借りるのも、毎度予約しなきゃいけないし、取りたいときにとれるとは限らないし、急な残業、出張で予約した通りに使えないかもしれない・・・とか考えると、まぁ、いつでも使える賃貸物件というのは意外に便利でした。

幸い、東京には音大がたくさんありますから、その周辺には音大生向け物件というのがゴロゴロあるわけで、通勤途上にそういうのがうまく見つかると便利です。4月になると、音大の新入生を獲得し損ねた物件は、一般社会人にも貸してくれます。(←実際に、音大生物件を4月に契約したひとw)

でも、音大生物件なのに、新入生を獲得し損ねる物件というのは、それなりに理由があるものだと納得しました。私の借りていたのは、「お互い様物件」というやつで・・・完全防音とはいえない物件。もっとも、スタジオなんかでも隣室の音が漏れ聞こえるところは普通にありますし、自分専用のスタジオと割り切ってしまえば(そこで寝起きするわけじゃないので)気になりませんでした。

借りていたのは、家賃7万円の物件。電気と水道はないと困るので契約したけれど、ガスは契約しなかったな。光熱費入れても、7万5千円いかなかったと思う。

で、その当時は今ほどスタジオも多くなかったし、予約できても、平日夜とか休日は 2500円/時間 くらいは普通にかかったし、そこに通う電車代、移動時間もバカにならない。

1日3時間かりたら、7500円。月に10日通えば、賃貸物件借りたほうが得なんです。しかも、予約不要で、場所も通勤途上の物件を選べば、追加の交通費も不要で、移動時間のロスもほぼない。楽譜やちょっとした小物も部屋に置いたままにできる。疲れたら仮眠もとれる。

そんなことをしながら、自宅の防音工事をどうするかじっくり考えて、防音室業者にも話を聞いたり、施工物件の見学に行ったりして、情報を集め、比較検討したうえで、1年後、自宅に防音室工事をしたのでした。

うちはたまたま分譲物件を購入済みだったので、そうしたのですが、(いつまでもダラダラと賃貸物件借りているのももったいないし)、賃貸物件にお住まいの方や分譲物件でも楽器部屋に一部屋確保は難しいケースでは、賃貸物件を借り続けるのも一案だと思います。

終の棲家を手に入れるときまで、あるいは子供が独立するまでのつなぎとして、賃貸の楽器可物件は大アリだと思うのです。