オンライン弾き合い会&対面練習会
- 2021.02.16
- ■ピアノ生活百景 弾いてきた♪ @弾いた♪(オンライン)
- Piascore, ピアノ, 練習会, オンライン弾き合い会, ジェスチャー譜めくり
この数日の間で、オンライン弾き合い会と対面での練習会に参加しました。
オンライン弾き合い会
某スタジオ主催が毎月定例で開催してくださっているオンライン配信型の弾き合い会です。都度、参加者だけの配信グループをFacebook上で用意していただき、事前に演奏曲目と演奏時間を申告し、編成されたプログラム順(時刻目安あり)に、順番が来たらライブ配信します。
これは、コロナ禍前の対面弾き合い会がオンライン上に場を移しただけという感じです。去年の3月から続いているので、もう丸1年になるのですね。それだけコロナ禍の影響が甚大だということなのですが。
去年、このオンライン弾き合い会が始まった頃は、Facebookの動画配信機能がiPadでは鏡像を補正できなかったので、PC使って外部カメラ使ったりしながら配信するのは正直大変だったのですが・・・今回久々にiPadでFacebook機能を試してみたら、あら?いつのまにかiPadでも鏡像補正できるようになっているではないか!
いつからだろう? 気づいてなかったな。
ともあれ、いつものメンバーに聴いていただき、聴かせていただき・・・と楽しい時間を過ごしました。
演奏時の楽譜環境
かなり使い慣れてきたiPad+Piascoreです。前回は、時刻設定して自動譜めくりする機能を使いました。今回は、「ジェスチャー譜めくり」を使ってみました。
時刻設定すると、何かあった時(まぁ、演奏で事故ったときとかw)、楽譜だけはどんどん先に行ってしまう・・・というリスクがあるので、自分でタイミングを決められるジェスチャー譜めくりのほうが使い慣れてきたら便利です。
この日の数日前からは主に譜めくり(ジェスチャー譜めくり)の練習をしただけあって、本番も譜めくりはうまくいきました。
が、私はウィンクして譜めくりをするので、ウィンクの一瞬、目を閉じるので目を開けた時に、サッと楽譜のページがめくられ、譜めくり直前で楽譜の右下を見ていたのを瞬時に楽譜の左上のほうに視線移動しなきゃいけません。この練習はもうちょっとやらなきゃいけないかな・・・。覚えてしまう必要があります。
など、課題はありますが、まぁ成功したとはいえるかと。
対面での練習会
もう、いったいいつぶり?という久々の練習会です。
思い起こせば、コロナ禍以降、「練習会」ってほとんど参加していないように思う。というか、昨年の緊急事態宣言中はホールやスタジオもクローズしていたし、オンラインでやれれば上等みたいなところがあって。
そして、緊急事態宣言解除後、私が参加してきたのは、いずれも「本番」なのでした。演奏会本番、コンクール本番・・・。いくつか練習会の機会もあったけれど、参加申し込みが間に合わなかったり、といろいろです。今年になってからも、対面練習会の機会はありましたが、再度の緊急事態宣言で、「実施はされるが、時間でホールをシェアする方式」(自分の割当て時間の直前に来て、弾いたらすぐに帰る)だったので、それは参加しなかったり・・・と。
ということで、聴いてもらえて、聴かせてもらえる「普通の練習会」がこんなに貴重で有難いとは!
なので、非常に楽しみにしておりました。
演奏中にジェスチャー譜めくりができなくなる
持ってきたiPadを譜面台に置き、演奏開始♪ 1ページ目の終わりにさしかかり、例によってウィンクする・・・が、反応しない!
ええええ? なんで?
今朝、自宅を出る前に練習した時は、ちゃんと動いていたよね?
ウィンクのしかたが悪かったのか? 2ページめの終わりにさしかかる。ここは手でも譜めくりできる場所。だけど、ためしにウィンクしてみる。
反応しない。
なんで?
あきらめてその後は手で譜めくりをすることにするが、頭の中は「なぜ、なぜ?」がうごめく・・・ので、完全にパニックです(涙)
キリのよいところに来たので、予定にない曲を弾くことにした。
1ページだけの曲を弾く。(これは問題ない。譜めくりないわけですから)
次に2ページの曲を弾く。(譜めくりポイントはフレーズの切れ目だから、致命傷にはならない)・・・やはりウィンクでは動作しない。
次にまた別の2ページの曲を弾く。(これは譜めくりできないと致命傷・・・)弾きながら「どうやったらジェスチャー譜めくりに反応するのか?」ばかり考えていた。
ジェスチャー譜めくり、私はウィンクでやってるけれど、確か口でもできたはず? 口でやってみるか・・・
あれ・・・わぁっ! そうだ! 私マスクして弾いてる! ちょっと待てよ・・・このジェスチャー譜めくり、どうやって目を認識してるんだ? 顔の主なパーツは、鼻(縦に長い)、目(横に長い、2つ)、口(横に長い、1つ)。
これだ!
ウィンクが反応しなかったのは、Piascoreが人間の顔を認識できないから。原因はマスク! 口が見つけられないから、Piascoreのジェスチャー譜めくりはウィンクを検出できないのだ。
きっとそうに違いない。
ほぼ確信した私は、曲が終わったら、マスクをとってポケットに突っ込み、もう一度、最初に弾いた曲を弾きなおすことにした。
iPadでその曲を表示させながら、ウィンクしてみる。
反応する!
やっぱり、原因はマスクだったか(爆)
そして、最初のうろたえ方とは別人のように(←本人の感覚w)ラクに弾けたような気がする。
もっとも、時間配分が悪くて、最後まで弾き終わらないうちに持ち時間が終わってしまったのだけれども。
教訓
今回のことで痛感しましたわ・・・。
- 自宅でのリハーサルは、本番と同じ状態で練習すべし。
今回のケースだと、家でもマスクして弾いていたらその時点で「マスク着用ではジェスチャー譜めくりは反応しない」とわかったので、練習会でも自分の演奏時にはマスクを外して弾けた - 常に、紙は保険に持っておくべきです!
- 演奏中もマスク必須の場合に備えて、「ジェスチャー譜めくりに反応するマスク」を用意する。
どの程度、マスクの外側に「口(らしきもの)」を描けばPiascoreが反応してくれるのか試しておく必要がある。 - ジェスチャー譜めくりを過信せず、譜めくりペダルを買うべきか?
iPad+Piascore 利用のメリット
今日、人前ではじめてつかってみたわけですが、自宅だと実感しづらかったけれど驚異的なメリットがありました。
iPadは1画面(A4よりちょい大きい)なので、楽譜を見る視線は常に正面なのです。これは「聴衆が視界に入らない」という、ものすごいメリットがありました。
今まで紙の楽譜を使っていましたが、蛇腹に貼り合わせたものを譜めくりポイントで折り、譜めくりポイントがなかなかない場合は、譜面台いっぱいにA4で4~5枚並んでいる時がありました。5枚の時の右端を見る時など、ほぼ客席が視界に入りますから、その瞬間、メンタルが舞い上がってしまってその後ミス多発とかいうのをやらかすことが多いのです。
が、iPad+Piascoreだと、それがない。
実際、今回は、ジェスチャー譜めくりが反応しないという大トラブルに見舞われて、演奏しながら原因を考えたりできるくらいには冷静でいられたのです。そして、マスクを外してからの演奏は、(自分比)とても自由に弾けた気がする。
もう、紙の楽譜には戻れません(♪)
練習会って大事だなぁ
ということで、演奏そのものも良い出来とは到底言えないものでしたが、練習会の意義って、課題を見つけることだと思うので、やはり参加してよかったです。
大事な本番の前には練習会に参加する、という従来なら当たり前にできたことが今はなかなか難しい状況ですが、それでも機会をみつけて参加していこうと思いました。
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