聴いてきた♪ 公開レッスン(聴講)

ピアノ友のTさんが主催されている公開レッスンシリーズに、今回初めて聴講参加させていただきました。
こじんまりした会です。

概要


日時:2020年10月27日(火) 11:00~15:00
場所:貸ホール(都内)
受講曲:
 ドビュッシー/ 水の反映
 ベートーヴェン/ ピアノソナタ第26番「告別」第1楽章     

講師の先生は、国内の音高、音楽大学を卒業後、パリ留学、帰国後に国内の大学院を修了されたという、生粋のピアノ一筋路線を歩んでこられたピアニストさんで、現在はアンサンブルピアニストとしての活動が中心とのこと。

聴講の感想


それぞれの受講者の現状を受容されたうえで、それぞれに応じて、優先順位をうまくつけていかれてレッスンをまとめておられました。

ドビュッシー/ 水の反映

受講者はこの講師の先生とは初対面とのことでした。
既に本番にも出しておられて、今後も本番予定があるとのことで、かなり仕上がっている状態での受講のようでした。

最初に通して演奏されたのを聴いて、講師の先生は「今からいうこと、あとで取捨選択して取り入れていっていいですから。なんなら帰りに電柱に頭ぶつけて全部忘れちゃってもいいですよw」とおっしゃってからレッスンを始められました。
曲を仕上げていくアプローチ方法はいろいろあるし、普段の先生のアプローチ方法と、今日の講師の先生のアプローチ方法は違うんだな・・・というのがこの一言でわかります。
そして、他の先生のアプローチ方法も尊重されている。
これって、とてもすごいことだと思うのです。
ある特定のアプローチのみが唯一無二の絶対的なものでその他は一切認めない、という考えの先生もいらっしゃるのがこの世界なので、今日の講師の先生はすごく懐の広い方なのです。

2時間以上に及んだレッスンは、おそらく普段のレッスンでは後回しにされている?ような観点からアドバイスされていて、受講者の方の演奏が(もともときちっとしているのに)一層魅力的な音楽に、わずか2時間で一気に変化しちゃった。(一聴衆者の立場でどこまで書いてよいのか微妙なので、レッスン内容の詳細については割愛しますが・・・)

講師の先生のアドバイスも絶妙だし、それを瞬時に取り入れて反映できてしまう受講者の方の対応力にもびっくりしました。

ベートーヴェン /「告別」第1楽章

こちらの受講者は、この講師の先生の門下生の方で、まだ本番には出していない状態かな?
先日、この講師の先生のレッスンは「1小節ごとみっちりと仕上げていくレッスン」とおっしゃってたのをきいたので、今日それを目の当たりにして「なるほど、こういうことね」と。

公開レッスンって


最初、4時間と聞いて、そんなに長時間聞いていられるのか不安でしたが、終わってみればあっという間でした。主催者の方の手作りケーキまでいただいてしまうという、こんな至れり尽くせりがあってよいのか?と申し訳ないくらい贅沢な時間でした。

公開レッスン、うまく利用できればいいですね。

普段お世話になっている先生と違うタイプの先生のレッスンを受講(聴講でも)すると、目からウロコなことも多いのです。きっと今日のドビュッシー受講者の方もそうで、一気に音楽が変わりました。そういうのを見てしまうと、公開レッスンを受けるのはとても有意義なのだと思います。

ただ、要注意事項というのはありまして。

自分の普段お世話になっている先生がそういうのをあまり良く思わない先生もいらっしゃるという話は聞きます。(実は、私も以前Wレッスンしていた時期があり、これがもとでうまくいかなくなったこともありますし、公開レッスンを受講してとんでもない目にあったこともありますし・・・)

とまぁいろいろありまして、私自身は公開レッスンの受講にはトラウマ的なものがあるので、今のところ聴講がせいいっぱいかなぁ。