聴いてきた♪ 平均律クラヴィーア曲集(3)

純粋なコンサートではなく、レクチャーコンサートです。

コンサート概要

日時:2020年10月03日(土)15:00~18:00
場所:東邦音楽大学 文京キャンパス
   学校法人三室戸学園創立50周年記念館ホール
講師:山田剛史(Pf)
標題:
 平均律クラヴィーア曲集
  ~ピアノで解き明かすバッハの秘密~第1巻(その3)
内容:
 J.S.バッハ 「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」より
   第17番~第24番

 ※東邦音楽大学エクステンションセンターの講座で、
  毎回8曲ずつ、全6回で平均律全48曲を解説&演奏するシリーズ。
  第1回は2020年1月、第2回は2020年7月に実施済み。今回は第3回です。

鑑賞記

コロナ対策

前回(7月)から二か月半しか経ってないのに、もう第3回?
これは当日説明がありましたが、冬になってしまうとインフルの流行も懸念されるので、冬になる前に、ということで、年度歴中の「下期」(大学的には「後期」かな)になって最初の土曜日に開催されたようです。

なので、東邦エクステンションセンターとしての申込Webサイトもまだ後期開催分の準備ができていない、9月中旬に事務局からご案内が過去2回の受講者対象に郵送され、それに申込意思をした人が受講・・・という、かなり受講対象者も絞られた中での開催でした。
チラシには受講定員50名となっていましたが、実際には30名程度の申し込みだった模様。

内容

今回は、Gis/As からのスタートということで、まずはそれらの調がバッハの時代にはあまり使われていなかった調性であることの説明から。まぁそれも時代とともに変遷していき、ショパンなんかは黒鍵調大好きだったし・・・ということで、エオリアンハープのサワリを弾いてくださったりと、サービス満点なイントロでした。

本題に入っていくと、今回もまた「G-E-D」の線の話、「十字」の話、マタイ受難曲との関連、などなど、「へぇ~、そうなんだ!」と大変面白く聞けました。が、特に興味深かったのは、「同じ曲でも、演奏する楽器によって、最適なテンポは異なる」という点でした。あと、この日扱われた曲は、フーガが長めのものが多いのですが、「若書き」とおっしゃってて、晩年の作品ほどコンパクトな中に濃い中身が凝縮されている、ということでした。

あら・・・では、弾くとすれば、短い曲のほうがお手軽かな?とか思いがちですが、全然そうではなく、むしろあっちにもこっちにもバッハ大先生の埋め込まれた仕掛けがあるってことで、それを見過ごして弾いては台無しってことなのでは? ボリューム多くても、長いフーガの方が内容的には淡泊ってことなら、手をつける順番はかなり変わってきそう?

毎度、レクチャーをはさみこみながら演奏されていくスタイルなのですが・・・
この日は、最初、空調が低く設定されていたようで、山田先生が途中で事務方に空調ゆるめてもらうようにリクエストされました。でも、後半もそのままだったので、逆に、暑くなってしまい、最後のほうはボーっと聴いていたかも(^0^;; 勿体ないなぁ・・・。

あと、1曲どうしても真ん中のペダルを使う曲があったのですが、残念なことに、ステージ上のピアノはペダルのコンディションがよろしくなかったようで(←山田先生ご自身が演奏前にそう話されていた)、ちょっと弾きづらい状態だった感じ。

う~ん、このイベントの主催、一応、音楽大学なのだし、(練習室ならともかく)ステージのピアノのコンディションは整えてほしいものです。